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「知らない人を信用してはいけない」億トレ兼業投資家が「スモールスタート」をオススメする理由

 神戸投資勉強会を主催し、株式投資を始めて10年で億トレとなったキリン氏(@yudu1105)。実際、どのように銘柄を選び売買しているのだろうか。

 キリン氏に具体的な投資銘柄の選び方と売買方法について、過去の失敗談とともにうかがった。連載全2回の第2回。

目次

感情的なトレードだけはしないよう心がけ

ーー直近では4月に「トランプ関税」ショックがありました。キリンさんの投資状況はいかがでしたか?

 昨年8月の「ブラックマンデー」に続く1日での大きな下落で、もちろん私も多大なる影響を受けました。なお、私の投資歴は10年なのでリーマン・ショック(2008年)は経験していません。その意味では、本当に退場を覚悟するような下落相場はこれまで経験しておらず、運の良い世代なのかもしれません。これまでにはコロナショックなどもあったように、トランプ関税ショックに限らず短期的な下落は何度か経験しており、感情的なトレードだけはしないよう心がけ、何とか暴落をやり過ごしています。

ーー具体的にはどのような投資行動を取られましたか?

 実は特別なことは何もしていません。含み損が出るとすぐに損切りをする、というルールで投資をしており、トランプ関税ショックのような乱高下があると、最近投資した銘柄はすぐに損切りにかかります。このため、手持ちの何銘柄かは損切りとなりました。ただしポートフォリオの上位にある銘柄は、もう何年も持ち続けて投資簿価に比べ数倍になっている銘柄も多いです。このため、ポートフォリオ全体で見ると複数銘柄の損切りはあったものの、含み損になることは今回ありませんでした。損切りで資産は相応に削られましたが、そこはルールなのでやむなしと判断して受け止めていました。

 ただ、暴落局面で狙っていた銘柄が安くなっていても、恐怖心が上回って買えません。トランプ関税ショックの初動でもイメージ通りの動きが出来ず、立ち回りの下手さは健在だと痛感しました。

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みんかぶnote
この記事の著者
キリン@神戸投資勉強会

投資歴9年の兼業投資家。主催する「神戸投資勉強会」では、上場企業のIR担当者を招待し、IR説明会を中心に実施。また『日経マネー』や『ダイヤモンドzai』、『日経ヴェリタス』、ラジオNIKKEI『北野誠のトコトン投資やりまっせ』など多数のメディアにも出演。

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